EIPが解放できなかった場合の対応方法

EIPが解放できなかった場合の対応方法

Clock Icon2016.07.07

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

作業中にエラーに遭遇したので対応方法をご紹介したいと思います。

問題

不要なEIPの削除を行っていたところ、使用していないはずなのにEIP解放の際に以下エラーがでて解放ができませんでした。

エラー内容

***.***.***.***: The address with allocation id [eipalloc-12345678] cannot be released because it is locked to your account. Please contact AWS Support to unlock it. (Service: AmazonEC2; Status Code: 400; Error Code: InvalidAddress.Locked; Request ID: 12345678-123-1234-1234-123456789101)

調査

エラー内容にはAWSサポートに連絡する様書いてありますが、既知のエラーの可能性があるのでAWS Developer Forumsで確認したところ以下のページがヒットしました。

EIPcannnotbereleased

Forumsの情報によるとreset rDNSとありましたので、 エラーが発生し解放できなかったEIPを逆引きしてみたところ、逆引き設定が行なわれているEIPでした。

また逆引き設定したEIPは解放できないとドキュメントにも記載がありました。

電子メールアプリケーションでの逆引き DNS の使用 | User Guide for Linux Instances

逆引き DNS レコードが Elastic IP アドレスに関連付けられている場合、その Elastic IP アドレスはアカウントにロックされ、レコードが削除されるまでアカウントから解放することはできません。

対応方法

逆引き設定解除申請を実施した後にEIPを解放となります。

  • AWSサポートに逆引き設定の解除の依頼

resetrdns

  • 解除が完了した旨、連絡が来たらEIPの解放
  • 使用していないEIPなのでDNS レコードからAレコードも削除

まとめ

EIPの解放ができなかった問題に遭遇しましたので対応方法をご紹介しました。

同じエラーが発生した場合こちらのブログを参考にしていただけると幸いです。

参考資料

Cannot release an elastic IP | Discussion Forums

EIP cannot be released because it is locked to your account. | Discussion Forums

電子メールアプリケーションでの逆引き DNS の使用 | User Guide for Linux Instances

AWS EC2 Eメール上限緩和 / 逆引き(rDNS)設定 申請手順

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